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TOP社員インタビュー|治験コーディネーター(H.Hさん)

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Interview

治験コーディネーター
(H.Hさん)

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Q.今の仕事に就いたきっかけを教えていただけますか?

A.もともとは臨床検査技師を目指して勉強していたのですが、大学在籍中に治験コーディネーターという職種を知る機会がありまして、当時、まだこの職種は認知されていないような時代でしたので、チャレンジしてみようと思ったことがきっかけでした。それから17年ほどCRCの業務に携わっています。
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Q.今携わられている業務で、やりがいを感じる時はどのような場面ですか?

A.治験コーディネーターはいわゆる調整役です。医療機関には医師やコメディカルの皆様がいて、また治験に参加する被験者様がいます。そして依頼者である製薬会社の担当者様。それぞれの間に入り治験が円滑に進むようコーディネートしています。その調整が自分の思い通りに進み問題なく回ったときには非常に強いやりがいを感じます。
他にも、これまで治験を行った経験のない新規の医療機関で治験ができる体制を立ち上げるお手伝いも行っておりますが、そのような体制を協力して作り上げていくことにもやりがいを感じます。
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Q.コーディネーターをしていて忘れられないエピソードがあれば教えてください。

A.治験は開発状況に応じてに第1相~第3相試験までの大きく3段階に分かれています。私はこれまで治験の中でも健康な方を対象とした第1相試験に携わってきました。私が治験に携わった当時は現在のようにインターネット上に情報が溢れていたわけではなく、治験の情報はわずかであり、治験には特定の方の参加が多い時代でした。その中で被験者となる方へ治験というものを正しく理解していただくことに非常に苦労した記憶があります。治験は被験者様の協力なくしては成しえないものですので、治験を正しく理解してくださって協力いただけたときの達成感は非常に大きかったと記憶しています。治験というのは、未来の患者様へ薬を届けるために必要なことです。今ここで協力してくださっている方のデータを無駄にせず、信頼できる結果を出さないといけないという責任感を持って取り組んでいます。
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Q.今後、会社にこうなってほしい、こんな風に働きたいというビジョンはありますか?

A.この会社では主に第2相、第3相の治験をメインとして医療機関をサポートしています。今後は第1相試験もサポートできるようにコーディネーター教育を進め全ての治験の相に対応できる会社を目指したいという強い思いがあります。第1相試験をサポートできるSMOは限られていますので、この会社が第1相試験までサポートできるようになると大きな強みになると考えています。
第1相試験は様々な理由から海外で実施されてしまうことが多いのですが、より良い新薬を一日も早く日本の患者様にとどけるためにも、第1相試験を日本で取り組める地盤作りも重要だと考えております。