Q.コーディネーターをしていて忘れられないエピソードがあれば教えてください。
A.治験は開発状況に応じてに第1相~第3相試験までの大きく3段階に分かれています。私はこれまで治験の中でも健康な方を対象とした第1相試験に携わってきました。私が治験に携わった当時は現在のようにインターネット上に情報が溢れていたわけではなく、治験の情報はわずかであり、治験には特定の方の参加が多い時代でした。その中で被験者となる方へ治験というものを正しく理解していただくことに非常に苦労した記憶があります。治験は被験者様の協力なくしては成しえないものですので、治験を正しく理解してくださって協力いただけたときの達成感は非常に大きかったと記憶しています。治験というのは、未来の患者様へ薬を届けるために必要なことです。今ここで協力してくださっている方のデータを無駄にせず、信頼できる結果を出さないといけないという責任感を持って取り組んでいます。